キャスリン・モーリー

 夏からずっと、バタバタしてるうちにですね…
はっと気がつくと、表に置いたバラのキャスリン・モーリーさんがすっかり干涸らびて茶色くなっていらっしゃってですね、常々、茶色の手を持つ私は、ああ、またやっちゃったかとしょぼくれていたわけです。
 まぁ、同じしょぼくれるなら、やるべき世話をしてからしょぼくれやがれという話になるわけですが…。

 キャスリン・モーリーって、一番最初に買ったバラで、そりゃ、もうバラの本見て衝動買いしたぐらい、すごく綺麗なバラなんです。

 右の写真がうちで咲いたキャスリンさんなんですが、私が世話してたわりには(ほとんど、してないが)かなり綺麗に咲いたと思うんです。
 名前の由来が、また泣けます。事故で亡くなった娘さんの名前を、ご両親がつけられたそうで。こんなに繊細な花をつけて、あっという間に散っちゃうんだけど、咲いている間が本当に綺麗だから、キャスリンさんはそういうバラなんだと思ってます。

 いやー、庭で一番目に着くところに植えるんだーと、最初に植えたところが日当たりいまいちで、その後、日当たりのいい場所を探して二、三回植え替え(何度も浅はかに植え替える前に、日当たりのいい場所をじっくり検討しろよという話)、とうとう表の玄関横の方が北向きだけど日当たりいいやーということで鉢に植え替えて移したのが、去年のこと。
 
 長い間、日当たりが悪かったせいで、いまいち生育も悪く、しかも今年は水切れしやすい鉢植えで条件も悪かったのか、まぁ、単純に私の茶色い手のオーラにあてられたのか(間違いなく、後者)、ひょろひょろしていた茎が気がつけばすべて真っ黒に…。

 ひょろひょろ間延びしてても、可憐な花を咲かせるキャスリンさんを昇天させちゃったぜ…、とかなりしょぼくれたんですが、気がつけば枯れたキャスリンの根本にこのように葉っぱが!!

 もう、びっくりした。すごく、びっくりした。
 ちゃんと新しい葉っぱをつけてて、日に日に大きくなってるんです。すごいよ、キャスリン! 来年はまた、花を咲かせてくれるかもしれないです。

 ちなみに黒いオベリスクは、キャスリンさんの前のひょろい幹を巻きつけてあった名残です。今は根元にだけ葉っぱがあって、全体図はすごい間抜け。
 キャスリン自体は、ものすごーく細かくて鋭い棘をびっしりまんべんなく持ってる、とても身持ちの堅いバラです。このキャスリンさんの横から生えてるのは、雑草かしらぁ?と抜こうとしたら、真新しくて細い細い絹針のような棘で「違うわよ」とばかりにさっくり刺されました…。
痛くってよ、キャスリンさん…。とりあえず、元気に育ってください。
 余談ですが、去年、芍薬さんはとうとうひとつも花をつけずに、葉っぱだけ茂らせて終わられました。いったい、何が不満なんだろう>芍薬 いっそ、何もかもか?
 あまり芍薬に詳しい本やHPって、探してもなくって。どなたか詳しい方がいらしたら、こうすれば咲くよって教えてください。ちなみに当方、茶色い手の持ち主です。ぬほほほほほ。

 ところで、桐原はいったい、何を購買しなかったんでしょうね。いいけどさ。

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