隠れ貧血

 健康なんてカテゴリー、作っちゃダメだろうか?

 さて、長く知らなかったのですが、貧血…、それも隠れ貧血ってヤツでした。
 これまで、貧血と言われたのは子供の出産直前だけで、その時は身体がだるくて、一日ずっと寝ていて、坂や階段を上がると息が上がって、身体が重い…って感じだったのですが、そんなもの、妊娠後期特有の症状だと思ってました。
 お医者さんに「あんた、貧血やで」って言われて鉄剤を処方され、身体が楽になってからようやく、あれは貧血だったのかと思う程度でした。
 母が貧血体質で、献血を断られたとは聞いてましたが、自分は400ml献血を勧められる始末(したとも、400ml献血!)。普段は血の気も多いし、気も短いし、自分が貧血なんて思ったことがなかったです。ヘモグロビン値で引っかかったのは、まさに一生に一度だけの経験でした。

 昔っから、扁桃腺肥大のせいで風邪はしょっちゅう引いてるし、引いたら治らないから、冬場はほぼほぼ風邪引いてるような状態でしたが、そんな体質だと思ってました。朝、起きられないのも、すぐに寝直して昼まで寝てしまうのも、低血圧で体力がないのと怠惰な性格のせいだと思ってました。
 階段や坂道上がって、すぐに息が上がるのも、単なる運動不足だと思ってましたが…、増血剤飲んだらわかった。
 全部、貧血の症状だよ!(一部、怠惰もあるけど

 きっかけはフラフラしていて、しんどい、しんどいとずっと寝ている子供が貧血なんじゃないかと思って、下瞼の色を見てみたことだったんですが、子供の下瞼は真っ白。それで、どれ?と思って自分のを見てみたら、やはり真っ白で????…と思ったことが始まりでした。
 子供と一緒に貧血検査を受けたら、ほぼ同じ数値で、子供は男の子なので貧血。でも、女性と男性では貧血基準値が違うので、やはり私はヘモグロビン値は引っかからない。フェリチン値っていう隠れ貧血の基準ともされる貯蔵鉄の値は私は22、子供は23。

 ただ、日本の貧血基準では引っかからないのですが、フェリチン値ってアメリカなどでは100以下は鉄分不足とみなされ、50以下の女性は出産を許可されないそうです(この基準だと、日本の女性は7~8割以上が引っかかるとか)。日本でも病院によっては、80以下を鉄分不足、30以下では重度の鉄分不足とみなすところもあるそうで。
 どっちにせよ、足りてねーよ、下瞼が健康的なピンクになるまで飲んでみるんだと思って、子供と一緒に鉄剤(私はサトウ製薬のエミネトン)を飲み始めましたが、一ヶ月飲んでみてわかりました。
 すっごい貧血でした。
 貧血って、あの朝礼の時にくらっと倒れて、そこを学園の王子様がお姫様抱っこで保健室まで運んでくれるっていう定番展開が頭にすり込まれてましたが、それは脳貧血で別の症状らしいですよ。

 フェリチン値って、血液検査の時も特別に頼まないと数値を出してもらえませんが、絶対、測るべきだと思う。婦人科は検査してくれるとこも多いですが、内科でも頼めば出してもらえます。なんで、普通の血液検査にちゃんと含めないんだろう?
 
 とりあえず、貧血は回復してみたら、あれが貧血の症状だったのね、ってわかります。恐ろしいことに、慢性的に貧血な人は、貧血状態に慣れちゃうんだとか。
 怠くてやる気が起きなくて、階段とかですぐに息が上がるのは貧血ですよー。

さて、遅ればせながら、すっごい久しぶりな仕事のお知らせ。
 6月末にリンクスさんから出していただきます。ファンタジーです。タイトルを今、考え直し中なので、確定したら、またご案内させて頂きます

もこ様
 まだ、こちらをご覧になってるかどうかはわからないのですが、一度、メールフォームの方からご連絡頂けますでしょうか? よろしくお願いします。

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