金の小鳥の啼く夜は
少しずつ春らしくなってきましたね。
うちの近所では、気の早い桜が一輪、二輪と咲き出しました。
昨日はガツンと冷えこんだけど、
じわじわ日射しも春になってきましたね!
私もそろそろ桜馬鹿になりつつあります。
いつもにもまして、お気楽度が増すというか、
極楽度が増すというのか…。
でも、全国的にそんな雰囲気になるからいいかな…?
さて、今月末27日頃発売の『金の小鳥の啼く夜は』の表紙です!
すっごい繊細でやさしい表紙でしょ?
トリミングされておりますが、本当は金さんに
鳥籠を吊った鎖まで
とても丁寧に描き込んでいただいてます。
カーテンもとても緻密に描き込んでいただいていて、
すごくすごく雰囲気があるんですよ。
個人的に注目していただきたいのは、主役の英彬の手にしてる杖。
ものすごく、かっこいい!
これ、10年ほど前に同人誌で出してた『小夜啼鳥の啼く夜は』を
大幅加筆修正したものになります。
タイトルは夜が重なってくどいから、もう少しキラリン
としたのにしてね…、と担当さんに言われたので、
今回、このタイトルになりました。
あと、義江の名前が雪乃に変わってます。
でも、ベースはオペラ座の怪人をリスペクトしたもので、
そのあたりは変わっておりません。
革の仮面なんて描くの、本当に難しかっただろうなぁと思うし、
具体的にどこまで顔を隠してるのかと
金さんに聞かれて、逆に気づくことも多かったです。
そうだ、リンクスさんで同じ金さんに挿し絵を入れていただいた、
「人でなしの恋」とは少しリンクしていますが、
これはオカルト要素はないです。
お伽噺でも読むように、楽しんでいただければと思います。
この間、出た「鮮烈に闇を裂け」とは
百八十度方向性が違ったものになりますが、
もしよければご覧になってください。
今年は、清泉学院のシリーズや
平河寮のシリーズについても
新しくご案内できるかと思いますので、
また詳しく決まりましたらご案内しますね。
では、皆様、素敵な春を