今日この頃、思うこと

 プロット、ようやく終わったので戻ってきました。
 今度はね、学園もの。ええ、時代に逆行してます。しかも、生徒会もの、かつ、寮制もの。いっそ、開き直って全寮制にしてみます?と担当さんにきいたところ、とりあえず半寮性にしてはどうかということに。
 なので、多分、一番近いノベルズは学園ものです。うん、ノリは透過性ほどじゃないけど、かなりライトなものになると思います。「いとし、いとし~」がかなりシリアスだったし…。どうせ、今年の後半には「ドラスティック・メタモルフォーゼ」も控えてるので、ここらで一発、ライトで読みやすいものを(予定は未定ですが)。
 でも、学園ものなんて、何年ぶり? もともと全盛期の時には、苦手だと敬遠していたせいもあるのですが、なんか今頃になってやってみたくなって。シリーズ2本、多分、「上海金魚」と「透過性~」みたいな関係になると思います。

 それから、「いとし~」や「暁の闇」の感想、色々ありがとうございます。すごく嬉しくて。なんかびっくりするやら、何度も読み返してわくわくするやら。
 今回、声優さん探して、色々ネットを見て回るうちに、どなたかが手紙を頂けるのがどんなプレゼントより嬉しいとおっしゃってたんですが、最近、あらためてその通りだなぁと思います。
 すっごく力入れてたり、好きで書いてたりするわけですが、それでもやっぱり、たまに巨大な壁にひとりで何の意味もない絵を描き続けてるような気がして、途方もなく虚しくなったりするのですが、そんな時に背中を押してくれるのが、読みましたよっていうお手紙だったり、応援の声だったりします。あの途方に暮れた時に頂くエネルギーったら、もう、多分、脳からすごい快楽物質出てるんじゃないかとか、私、これだけのためにもたもたと走り続けてるんじゃないかとか思ったりするぐらいです(ヤバい人みたいだけど)。

 「いとし~」は、かなり勢い余って暴投気味な上に、ガツンと胴体着陸な感じですが、最初からラストはあのように決めていたので後悔はないです。
 続きますよ~、ちゃんと。というより、前編終わった時点で、編集さんにどうにも前後編では終わらない…みたいな話になってたので。このままじゃ終わらせないよ。千秋、可愛いし。
 花本さんにヤンデレと言われ、ああ、なるほど、これをヤンデレと言うのかと…、けっこうツボなのかも、ヤンデレ。
 次は、「切ない片思い」がテーマです。もっともっと、きりきりきりきり切なくなるがいい、と悪魔のようなことを思ってみたりして。
 ハイ、なので、がんがんこちらも応援メッセージ下さい。ちゃんと、走り続けるから。というより、走り続けるためのエネルギーのようなものなので。
 あと、えり様、編集部宛の手紙は、巻末のハガキでも、封書でも全然オッケーです。メールは、編集部宛だと、若干、お手紙とかよりは重みを欠くのかも…、と思うのですが(すみません、不確かで。でも、メールは転送されてきた試しがなくて)。手紙は確実に転送されてきます。
 
 「暁の闇」は、母にも見せました。老眼鏡かけて、一生懸命読んでくれて嬉しかった。
 原則、単行本も雑誌掲載分も、すべて母に別に渡してるんですが、絶対に中身は読まないでくれと頼んであって…、なんというのか、やっぱり身内になればなるほど、見られたくなくて。まぁ、あらすじ見れば、それなりに中身は察しもつくのでしょうが…、その辺はとにかく母を信用してるとしか言いようがないのですが。
 幼い頃、私に本を読むことを教えてくれたのは父でしたが、お話を作ることや、絵を描くことなど、何かを作り出すことの楽しさを教えてくれたのは、母でした。私、身体もひ弱だったし、気も小さかったし、今の友人には嘘だろうといわれるのですが、幼稚園の頃は食も細くて一番身体も小さかったので、本当に母の愛情食べて育ったようなものだし。
 だから、今回、ちゃんとこんなの作ってるって見せられて嬉しかった。

 「暁の闇」、すごいよね。宮様のお美しさに、ちょっとびっくりですよ。黒髪長髪なのに、ちゃんと成熟した大人の色香のある人だなぁと。いや、ベースを作ったのは確かに私だけど、こうしてはっきりと形にしてくださったのは夏乃さんで。やっぱり、その視覚的な効果ってのは、本当にすごいんだなって。

 百の言葉を尽くしても表現できないものを、たった一枚の絵で表現されたり、声の甘さやトーン、台詞運びでまざまざと体感させてくださるプロの方々って、本当にすごいなぁと…この間のCD収録の時から、夏乃さんのマンガを拝見するまで、立て続けに思わされて。
  
 もちろん、夏乃さんの魅力は絵だけじゃなくて、その際だった構図や画面構成、ストーリー展開にもあるわけですが。何か、本屋で自分の名前を見ても、あまり実感湧かなくて、編集さんからも次回、裏表紙と巻頭カラーですからと言われても、へぇ、すごいですねぇと、やっぱり別世界の話のように聴いていて、他人事みたいに言わないでくださいと編集さんから怒られたのですが、マンガ拝見してすごく嬉しかった。

 今回の「暁の闇」やCD収録の時も思ったのですが、確かにベースとなっているのは自分が作ったものなのかもしれないのですが、ある一定のところから自分の手を離れて、声優さん達や夏乃さんの手によって動き出す、自分に想像もできなかった方向へ、もとあるものよりももっと高いレベルに持っていってくださる、それとわかる瞬間がはっきりとあって、その時の嬉しさったら本当に何ともいえないものなんです。
 何か、興奮してて、とりとめもない言い方になってて、すみません。

 でも、勇気づけられたり、嬉しかったり、本当にそんなことが続いてて、応援してくださる方や、力になって下さった方々皆に、ありがとうとお伝えしたい気分です。ここまで読んでくださって、ありがとう。

 長くなりすぎたので、また、明日あたり、お返事などは別個させていただきます。

 

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